ノバキッドまほう学校. 第1章
ノバキッドまほう学校

ノバキッドまほう学校. 第1章

...ドラゴンと人間(にんげん)、そして魔法(まほう) 学校(がっこう)の始(はじ)まりについて

ルナとアストロは広々(ひろびろ)とした書斎(しょさい)に入(はい)りました。大(おお)きな窓(まど)から朝日(あさひ)が差(さ)し込(こ)み、部屋(へや)は太陽(たいよう)の光(ひかり)につつまれていました。壁(かべ)に沿(そ)った棚(たな)には、あらゆる種類(しゅるい)の本(ほん)がまぜこぜにつめこまれていました。飲(の)み薬(ぐすり)のビン、アストロラーベ(古代(こだい)の天文(てんもん)観測(かんそく)器具(きぐ))、筒(つつ)、古代(こだい)の地図(ちず)が、人(ひと)や動物(どうぶつ)、木(き)や山(やま)の形をした小(ちい)さな置物(おきもの)といっしょに並(なら)んでいます。ルナとアストロは、古文書(こもんじょ)や書類(しょるい)、地球儀(ちきゅうぎ)、砂(すな)時計(どけい)の置(お)かれた机(つくえ)の前(まえ)にいました。
どちらもおちつかない様子(ようす)で、しっぽをうまくたためないまま、ひじかけいいすイスにす
わり、そわそわしていました。アストロは周辺(しゅうへん)の空気(くうき)をかぎわけようと鼻(はな)をクンクンさせ、ルナはもの思いに沈(しず)んで、ひげをヒクヒクと動(うご)かしていました。ルナもアストロも校長室(こうちょうしつ)に来(き)たのは、はじめてでした。
窓(まど)の真(ま)正面(しょうめん)にある大(おお)きなとびらが開(ひら)き、ドラゴンが入(はい)ってきました。

「ようこそ、君(きみ)たち!」
「お初(はつ)にお目(め)にかかります、シーン・ターンゴーシル先生(せんせい!」ルナとアストロは ) 声(こえ)をそろえて答(こた)えました。
「さて、君(きみ)たちがノバキッド魔法(まほう)学校(がっこう)の学生(がくせい)になってもう数年
(すうねん)になる。君(きみ)たちはそれぞれ寮(りょう)でもっとも優秀(ゆうしゅう)な学生(がくせい)として知( し)られておる。そこで今日(きょう)、わしは君(きみ)たちがわしの助手(じょしゅ)にならないかと思(おも)って招待(しょうたい)したのじゃ。君(きみ)たちは、わしが必要(ひつよう)とするすべてをそなえておる。若(わか)さ、勇気(ゆうき)、賢(かしこ)さ。魔法(まほう)学校(がっこう)のために働(はたら)く覚悟(かくご)はあるか?」
アストロとルナはたがいに顔(かお)を見合(みあ)わせ、うなずきあってから答(こた)えました。
「もちろんです!」
「大変(たいへん)けっこうじゃ。なすべきことは多(おお)くある。じゃが、まず君(きみ)たちに世界(せかい)の物語(ものがたり)を聞(き)いてもらわねばならん」

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